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京都医療設計 メルマガ アーカイブ
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Vol.25 Genocelと膵島を用いた糖尿病治療の新しいアプローチ (Dec 2023)
Genocelと膵島を用いた糖尿病治療の新しいアプローチ いつもお世話になっております。 京都医療設計の紺屋本(コヤモト)です。   今回は、Genocel®の応用研究が公開されましたので、その論文をご紹介いたします。        A gelatin hydrogel nonwoven fabric improves outcomes of                                                                     subcutaneous islet transplantation    

Vol.22 Genocelと細胞シートを用いた膀胱組織の再構築 (Sep 2023)
Genocelと細胞シートを用いた膀胱組織の再構築 いつもお世話になっております。 京都医療設計の紺屋本(コヤモト)です。   今回は、Genocel®の応用研究が公開されましたので、その論文をご紹介いたします。  Development of Bilayered Bone Marrow-derived Cell-Gelatin Grafts for  Augmentation Cystoplasty and Reconstruction of Bladder Tissues in Rats   Yoshihiro Inoue, Tetsuya Imamura, et.al The Shinshu Medical Journal (Shinshu Med J),  Vol. 71, No. 3, pp167-177, 2023 本文はこちら 研究背景 泌尿器分野では、神経因性膀胱や放射線性膀胱炎などの疾患によって生じる膀胱機能障害に対して、膀胱拡大術を行います。膀胱拡大術により、膀胱容量増大による貯蔵

Vol.21 Genocel��を特定臨床研究へ (Sep 2023)
Genocel🄬を特定臨床研究へ いつもお世話になっております。 京都医療設計の紺屋本(コヤモト)です。    社名も変わり、新規一転、初回のメルマガです。 今回は、Genocel®を用いた初の特定臨床研究になります顔面神経麻痺の治療効果を目的とした取り組みをご紹介します。 原文はこちら ニッケならびに京都医療設計は、愛媛大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の羽藤直人教授、山田啓之准教授と共同で、顔面神経麻痺の治療効果向上を目的として、2023年2月より特定臨床研究を開始しました。 本特定臨床研究は、ニッケグループが製造販売する薬剤徐放性能に優れた研究用ゼラチンハイドロゲル不織布「Genocel🄬」を臨床向けの仕様に改良し、高度顔面神経麻痺患者を対象に、「Genocel🄬」 と薬剤を投与することで、治癒率を評価するものです。 「Genocel🄬」 は他のゼラチンハイドロゲルと比較しbFGF徐放性能に優れるため、治療効果の向上が期待できます。   <背景> 顔面神経麻痺は、国内でも毎年4~5万人

Vol.18 Genocelパウダーの応用 (Jun 2023)
Genocel®パウダーの応用例 いつもお世話になっております。 ニッケ・メディカルのメルマガ担当の紺屋本(コヤモト)です。    今回は、Genocel®パウダーの応用研究が公開されました。その論文をご紹介いたします。  IL-6 Plays a Critical Role in Stromal Fibroblast RANKL Induction and Consequent Osteoclastogenesis in Ameloblastoma Progression   Shohei Yoshimoto, Hiromitsu Morita, Kazuhiko Okamura, Akimutsu Hiraki, Shuichi Hashimoto Lab Invest  103 (2023) 100023 本文へのリンク (オープンアクセス)   研究背景 エナメル上皮種は、顎骨に発生する最も一般的な歯原性腫瘍ですが、骨吸収を伴った浸潤性の増殖を示します。破骨細胞は骨

Vol.17 Genocel®の人工真皮への応用 ~続報~ (May 2023)
Genocel®の人工真皮への応用 ~続報~ いつもお世話になっております。 ニッケ・メディカルのメルマガ担当の紺屋本(コヤモト)です。    ゼラチン不織布Genocel®の応用研究の続報が公開されました。今回はその論文をご紹介いたします。    Modified gelatin hydrogel nonwoven fabrics (Genocel) as a skin substitute in murine skin defects                                                 Regenerative Therapy 23 (2023) 44-51 Li, Y., Sakamoto, M., Matsuno, K.,

Vol.12 Genocelの人工真皮への応用 (Oct 2022)
Genocelの人工真皮への応用 いつもお世話になっております。 ニッケ・メディカルのメルマガ担当の紺屋本(コヤモト)です。   ゼラチン不織布Genocelのユーザー様のご研究が論文になりました。 今月はその論文を紹介いたします。 Development of gelatin hydrogel nonwoven fabrics (Genocel®) as a novel skin substitute in murine skin defects Regenerative Therapy Li, Y., Sawaragi, E., Sakamoto, M., … Tabata, Y., Morimoto, N.  https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2352320422000554   人工真皮とは  人工真皮は代用皮膚の一種で、外傷、熱傷、腫瘍切

Vol.10 Genocelを用いた細胞シート移植による尿管再生 2022/8/30 (Aug 2022)
Genocelを用いた細胞シート移植による尿管再生 いつもお世話になっております。 ニッケ・メディカルのメルマガ担当の中村耕一郎です。   ゼラチン不織布Genocelのユーザー様のご研究が論文になりました。 今月はその論文を紹介いたします。 Autologous Bilayered Adipose-Derived Mesenchymal Cell-Gelatin Sheets Reconstruct Ureters in Rabbits Tissue Engineering Part A N. Ogawa, T. Imamura, T Minagawa, T. Ogawa, O. Ishizuka https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/ten.TEA.2022.0087 背景 本グループの先生方は一貫して泌尿器の再生治療をご研究されています。これまで細胞懸濁液や細胞シートを用いた細胞移植法を検討され、特に細胞シートの高い治癒効果を見出されました。 しかし細胞シートは薄く柔らかいためハ

Vol.9 心筋細胞と神経細胞の毒性評価に特化した培養皿を開発中 2022/7/25 (Jul 2022)
iPS細胞由来心筋、神経細胞で簡単に毒性評価が行えます! いつもお世話になっております。 ニッケ・メディカルのメルマガ担当の中村耕一郎です。   6月30日~7月2日に開催された日本毒性学会では、 弊社ブースに沢山のお客様がご来場いただけました。この場を借りてお礼申し上げます。 今月はそのブースで初お披露目した開発品を紹介いたします。 <心筋細胞と神経細胞の毒性評価に特化した培養皿> ・48ウェル、96ウェルの培養皿底面にゼラチン不織布Genocelをプリセット ・細胞懸濁液を播種するだけで簡単に3次元構造を作製可能 ・通常の培養皿に比べて様々なメリット           ⇩⇩詳しくは本文をご覧ください⇩⇩ 心筋細胞用培養皿   特徴 ・硬い培養皿ではなく、柔らかいゼラチン繊維の上で細胞が収縮しますので、  より大きな拍動を観察できます。 ・細胞はゼラチン不織布を構成する繊維1本の上に配向して接着しており、  培養皿平面に等方的に広がった細胞よりも生体に近い形態をとります。  培養した細胞は明瞭なサルコメア構

Vol.7 ゼラチン不織布を用いた人工胆管 2022/5/25 (May 2022)
いつもお世話になっております。 ニッケ・メディカルのメルマガ担当の中村耕一郎です。   弊社がサンプル作製のお手伝いをしました、ゼラチンチューブを人工胆管に用いた研究が論文になりました。このチューブにはゼラチン不織布Genocel🄬の技術を応用しております。今月は論文で扱った材料にフォーカスしてご紹介いたします。 ゼラチンハイドロゲル不織布を用いた人工胆管による胆管の再生 Bile duct regeneration with an artificial bile duct made of gelatin non-woven fabrics  Tissue Engineering Part A  Y. Uemoto, K. Taura, Y. Tabata, E. Hatano, et al.  https://doi.org/10.1089/ten.TEA.2021.0209  既存の人工胆管では、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)のチューブが用いられてきました。素材的には、非

Vol.6 薬剤を徐放でき,マウス背部皮下でも潰れにくい3次元足場材 2022/4/27 (Apr 2022)
いつもお世話になっております。 ニッケ・メディカルのメルマガ担当の中村耕一郎です。   今月は下記の2本立てでお送りします。 ①3月の日本再生医療学会で発表したゼラチン不織布(Genocel🄬)の徐放基材への応用 ②Genocel🄬プロトコルの更新 薬剤を徐放でき,マウス背部皮下でも潰れにくい3次元足場材  生体組織の欠損部を修復する手法の一つとして細胞増殖因子などの薬剤が用いられます。一般に、薬剤は生体半減期が短く、また拡散してしまうため、水溶液で投与するのみでは効果は期待できません。 薬剤の活性を維持するには? ✓薬剤をゼラチンなどの基材に保持させ徐放製剤とします。  ゼラチンに塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、血小板由来増殖因子(PDGF-bb)を吸着させた例が報告されています。   欠損部の修復をさらに促進させるには? ✓足場材との複合利用が効果的です。  活性化された、またはリクルートされた細胞が欠損部で定着しやすくなります。徐放機能を持つ3次元足場材としてゼラチンスポン

Vol.4 ゼラチン不織布の3次元細胞培養足場材としての優位点 2022/2/24 (Feb 2022)
いつもお世話になっております。 ニッケメディカルのメルマガ担当の中村耕一郎です。   今回は2021年12月に出た論文の紹介です。 ゼラチン不織布の3次元細胞培養足場材としての優位点  ゼラチン不織布(Genocel)は、生体適合性に優れたゼラチンハイドロゲルを、繊維にして積み重ねた不織布状の細胞足場材です。 ハイドロゲルのスポンジと比較した場合の利点はなんでしょうか? ✓濡れても細胞の通路となる空隙を維持します。  →細胞が内部まで侵入しました。 合成繊維の不織布と比べたときの利点は何でしょうか? ✓水分を豊富に含むゼラチンハイドロゲルのため、栄養や酸素が透過します。  →3次元化したときに内部の細胞活性の低下を抑えられました。 ✓細胞によって分解されます。  →ゼラチン繊維は分解されて、細胞が産生したECMに置換されました。 これらの特徴をポリプロピレン不織布と比較した論文をこちらからご覧いただけます。 Regenerative Therapy 2021, Vol. 18, Pages 418-429 Gela

Vol.3 足場に細胞をどう接着させる?播種方法を論文と動画でご紹介!2022/1/24 (Jan 2022)
論文の筆頭著者がご説明いたします。播種方法でお困りの方のご参考になれば。 Genocelへの細胞播種方法を論文と動画でご紹介! いつもお世話になっております。 ニッケ・メディカルのメルマガ担当の中村耕一郎です。   今月はニッケ研究開発センターの松野さんの執筆でお送りします。 播種方法によって播種効率や細胞傷害性が違います! こんにちは。細胞培養足場材Genocelの開発担当の松野と申します。 メルマガ初執筆ですので、手前味噌ですが私の論文を紹介させていただきます。 オープンアクセスの短報です!こたつに入りながら、お気軽にご覧ください。   Regenerative Therapy, Volume 14, 2020, Pages 160-164 "Effect of cell seeding methods on the distribution of cells into the gelatin hydrogel nonwoven fabric"  足場材料への細胞の接着率や




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